Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans

Aozora Bunko

最初の文章

最初の文章

私が布川や布佐にいる間に、利根の川筋はどんどん変ってきた。白帆をかけた川船が減って、川蒸汽がずんずん通るようになってきた。川船は昔は米運びをして関宿まで上ったものだった。ずいぶんえらい話で、銚子からだと二十五里はあるだろう。関宿まで上ってから、今度は江戸川へ入ってそれを下り、市川の近くまで来てそれで横堀に入り、隅田川につながるというわけだった。

ところが川蒸汽が出来たので、上へ行ってから下へ戻って来るのが馬鹿げているものだから、利根川と江戸川との近よった三角の狭い所に切り通しを作って、往復できるようにしたが、十分に利用できるまでにならなかった。私はそのコースを通って東京に出て来たのである。利根川も江戸川も、両方とも外輪船がその運河の近くまで来て停ってしまう。お客は土手の上を一里あまり歩いて連絡し、向う側に待っている川蒸汽にのるというわけであった。そうこうしているうちに汽車が出来て問題はなくなったが、この利根川の川蒸汽というのはおかしなものであった。

「利根の夜船」という文章を書いて『帝国文学』にのせたが、あれはたしか私の文章を発表した初めであろう。