Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans

Aozora Bunko

という発句をかけた。すると棕隠は即座に「斐たる君子と誰か見るべき」とつけたというのである。『大学』に「「斐たる君子あり」といって、立派な君子ありという意味の言葉があるのをもじって、「濡れた」に対し「乾たる」とかけて応答したというわけであった。その時分は『大学』を暗記している者が多かったから、子供でもこれを聞いて笑ったものである。

もう一つこんな話も伝わっている。加茂季鷹が棕隠と大変仲がよく往来していた。その時の話である。あの時分、浄瑠璃で「染分手綱」が流行り、その中に自然生の三吉が出て来る。それで「三吉乗ったか昔のくち合」という文句が行き渡っていた。子供も竹馬か何かに乗る時によく「三吉乗ったか」などといったものである。そこでこの「三吉乗ったか昔のくち合」に対し、棕隠らしいが、「文吉、すえたか(季鷹)今のつき合」と、文吉と季鷹とを読みこんで詠んだ。これにつづいて「染分手綱、詩歌の道」と詠み、つづいて「五十三次、道行長し」と出て、ますますおかしくなるのを、大人たちがよく話していた。

私は脇できいていて、大人と同じように笑うので、「この子は解ってる」といわれたことをいまだに覚えている。