Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans

Aozora Bunko

会の連中の中には、日本橋の堀野文禄堂という、珍しい本ばかり出す本屋の主人らも来ていた。こういう人たちの収集欲は少し凝りすぎていて、ちょっとゆきすぎくらいであった。私はそういう人たちに比べて田舎者だったので、いっしょになって「左様でゲス」なんていって歩くことはできなかった。

そのころの日記をみると、じつにいろいろな会を私の家でやっている。

家の養親たちは、私を落着かせるために、こんな会合に座敷を提供したばかりでなく、菓子を出したり、食事を出したりして、皆をもてなしてくれたわけである。

文学者の集まりは、そのころ英国大使館につとめていたコックと家政婦が結婚して、同大使館の裏通りに快楽亭という料理屋をはじめたのを、誰かが見つけて来て、そこで会を開こうということになり、拙宅の会をそのままもっていった。そこの亭主はツンボだったが、大変純な男で、後に麻布の龍土町に引越したので、会もそちらで開くようになり、店の名龍土軒をとって龍土会と名づけられたものであった。

まだ武林無想庵が青年のころで、いちばん主になって世話をしていた。薄田泣菫、国木田独歩なども来た。小山内薫などはまだ学生で、飛白の羽織などを着ているので、われわれは子供扱いにしていた。