Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans
隣の小父さんの方では、何を送って来たっていいんだと威張っていたが、ちょうど文学上にも新しい気運の向いている時分で、まだ『都の花』などの出ていないそのころに、退屈しているだろうからといって新刊を後から後から送ってくるということは、よほどの熱心と親切とがあってのことだろう。いずれにしてもなかなかできないことであった。
こうして新刊書を読む一方、『親釜集』なども読み、その上、東京にいた次兄が、自分の読んだ本を読みきれないくらいたくさん送ってくれた。歌集などが多く、いくら読んでもさし支えのない本ばかりであった。
県居の門下のものの著書とか、村田春海の歌集、千蔭の歌集など、どうしてそんなにたくさんの本を送ってくれたか、どんな方法で送ってくれたか、憶えていないが、ともかくついでのある毎に送り届けてくれるのであった。
読書力のついた子供に、こんな古典ばかり送って知識欲を塞いでおこうとしても無理である。こちらはもっと事実が知りたいのだから、送ってくれたものは全部読んでしまうが、それだけでは物足りない。他のものも猟って読んでいた。学校へ行かなかったから、いくらでも時間がある。