Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

Lisez 神州纐纈城 (しんしゅうこうけつじょう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 188 242 caractères · 380 écrans

Aozora Bunko

当時今川義元と云えば駿遠参の大管領で匹儔のない武将であったが、信虎の一女を貰っていたので晴信にとっては姉婿に当たり日頃から二人は仲がよかった。

「なるほど、これはよい勘考だ」晴信は嬉しそうに頷いたが、「大事な智恵をこれで二度まで俺はお前に借りている。疎かには思わぬぞよ」

庄八郎の手を取って押し戴いたということである。信虎は間もなく騙られて、今川家へ幽囚され、甲斐の国は何んの波瀾もなく晴信の物となったのであった。

土屋庄八郎昌猛はこれほど勝れた人物であったが家庭的には不幸の人で、高坂弾正の娘であり己が妻であるお妙の方を信ずることが出来なかった。お妙の方には恋人があった。娘時代からの恋人で行々はその人の妻となり楽しい家庭を作ろうものと堅く信じていたらしい。その恋人は他ならぬ庄八郎の実の弟の土屋主水昌季であった。

主水は兄の庄八郎やまた長兄の惣蔵が武勇一図の人間であるのと大いに趣きを異にしてきわめて文雅の人物であった。容貌も秀麗、風姿も典雅、和歌詩文にも長けていて、今日信玄の作として世に知られている和歌の多くはまことは主水の作であった。

甲州一の宮浅間神社に詠進したる短冊の和歌「うつし植うる初瀬の花のしらゆふをかけてぞ祈る神のまにまに」