Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

Lisez 神州纐纈城 (しんしゅうこうけつじょう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 188 242 caractères · 380 écrans

Aozora Bunko

「詭弁だ!」と卜伝は刎ね返した。「それら諸侯は乱世の華、また戦は自衛の道、私利私慾とは自ら異う! 何を云うか、人非人奴!」

「卜伝」と益々憐れむように、「剣をとらせたら蓋世の雄、向かうに敵ないお前だが、事理には案外暗いと見えるな。一将功成り万骨枯る、この世相が解らないか。……戦は自衛? なるほどな。しかし今日の戦は既にその域を通り抜けている。今日の戦は侵略だ。今日の戦は貪慾だ。いやいや今日の戦はほとんど興味に堕している。圧制の快感、蹂躙の快感、戦のための戦だ! さて戦が勝利となる。獅子の分け前を受けるものは、獅子とそれらの眷族ばかりだ。人民はあずからない。さて戦が負けとなる。すると彼らは討ち死にする。不幸のようではあるけれど、その華々しい戦没の様が、詩となり歌となって詠われる。ある者は神にさえ祀られる。だが人民は苛斂誅求、新しい主人の鞭の下に、営々刻苦しなければならない。……諸侯は乱世の華だという! そうであろう、そうであろう。ただしその花は血に咲いた花だ! 民の膏血に咲いた花だ! なんと卜伝、そうではあるまいかな」

蔵人は尚も云いつづけた。

「さて、今度は俺の仕事だ。