Classici giapponesi con furigana
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Leggi 胡堂百話 (こどうひゃくわ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 124.386 caratteri · 248 schermate
小説のむずかしさ
手紙は三通持っているが、部屋に掲げる額がほしい。
しかし原敬の書は非常に少い。伊藤博文などのように下手だから書かないのでなく、うまいくせに滅多に書いていないのだ。私は、やっと本物を小泉三申氏の邸で見つけた。
筆太に「汲古」と書いた横額で、大正七年、原内閣成立の時である。
「総裁は珍しくご機嫌で、気軽に書いてくれたのです」
と、三申氏は自慢した。私が強引に懇望すると「惜しいなあ、惜しいなあ」といいながら譲ってくれた。現在、居間に掲げてあるのがそれである。
小説のむずかしさ
「笑い茸」というのがある。別名を踊り茸ともいう。毒きのこの一種には違いないけれど、ただの毒きのこと毒きのこが違う。これをたべると、興奮し、ゲラゲラ笑ったり、乱舞したり、あられもない気違い状態になる。くわしくは、植物図鑑なり、百科事典なりを見るがよい。
私が、突然、笑い茸の話を持ち出したのは、今までに、しばしば、きかれたことがあるからである。笑い茸について、きかれたのではない。捕物小説の出来る順序についてである。筋が先か、トリックが先か。どういう具合に、建築設計を進めるのか、その種あかしをせよというのである。