Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Leggi 胡堂百話 (こどうひゃくわ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 124.386 caratteri · 248 schermate
養老院礼賛
老人たちの間に、短歌のグループが出来ているのだ。
私は、遠く盛岡時代に金田一君たちから、無理矢理、作らされた覚えはある。月下の高松池で歌会を開いたり、石川啄木と歌を論じたりしたことはある。だが、それは六十年の昔であって、今さら、歌の指導が出来るとは思わない。
私は、極力、辞退したが、何としても許してくれない。仕方がないから、私個人の感想を述べるということで詠草をあずかった。そして、好きな歌に、しるしをつけてお返しした。すると、三、四日して、お礼に来た。そのお礼が、実に心あたたまるものであった。どういうお礼を下さったかというと……。
養老院礼賛
養老院にはいるのは、どういう種類の人たちだろうか。私の隣の養老院は、設備のよいことで有名であるが、昔、鳴らした政治家の未亡人や、元首相の身寄りの人も、はいっている。若いころ、新聞記者だったという人も相当いるということである。
私に和歌の選評を頼みに来た人も、教養のある立派な人だった。私が、とうとう断り切れず、私なりの素人評をすると、間もなくお礼に来てくれた。
ちょうど、秋の盛りであった。その人は、両手に抱え切れないほどの、見事な菊の花束を持っていた。