Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Leggi 三国志(三) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 312.452 caratteri · 628 schermate
四
四
「なるほど」
呂布も、彼にいわれてみれば、至極、もっともであると思うのだった。
「だが、弱ったなあ」
「何がお困りですか」
陳宮は突っこんで訊ねた。
呂布は頭をかいて、
「実は、夫人もこの縁談には乗り気で、非常な歓びだものだから……つい其方にも計らぬうち、袁術の使者へ、承諾の旨を答えてしまった」
「結構ではありませんか。てまえはべつに今度の縁談をお止め申しているのではございません」
「――だが、使者の韓胤は、もはや淮南へ、帰国してしまったのだ」
「それも構いません」
「なぜ。どうして」
呂布は、怪しんだ。
あまりに陳宮が落着きはらっているので妙に思われて来たらしい。
陳宮は、こう打明けた。
「――実はです。今朝、てまえ一存で、ひそかに韓胤の旅館を訪問し、彼とは内談しておきました」
「なに。袁術の使者と、おれに黙って会っていたのか」
「心配でなりませんから」
「――で。どういうはなしを致したのか」
「わたしは、韓胤に会うと、単刀直入に、こう口を切っていいました。
こんどのご縁談は
つまるところ――
貴国においては
劉備の首がお目あてでしょう。
花嫁は花嫁として
後から欲しいお荷物は