Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Leggi 三国志(三) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 312.452 caratteri · 628 schermate

Aozora Bunko

小児病患者

一

曹操は血を抱いて、やがて禁門を出ずると、直ちに、自身直属の兵三千を、御林の軍と称して諸門に立てさせ、曹洪をその大将に任命した。

小児病患者

一

粛正の嵐、血の清掃もひとまず済んだ。腥風都下を払って、ほっとしたのは、曹操よりも、民衆であったろう。

曹操は、何事もなかったような顔をしている。かれの胸には、もう昨日の苦味も酸味もない。明日への百計にふけるばかりだった。

「荀。――まだ片づかんものが残っておるな。しかも大物だ」

「西涼の馬騰と、徐州の玄徳でしょう」

「それだ。両名とも、董承の義盟に連判し、予に対して、叛心歴々たるものども。何とかせねばなるまい」

「もとより捨ておかれません」

「まず、そちの賢策を聞こう」

「由来、西涼の州兵は、猛気さかんです。軽々しくは当れません。玄徳もまた徐州の要地をしめ、下、小沛の城と掎角の備えをもち、これも小勢力ながら、簡単に征伐はできないかと思われまする」

「そう難しく考えたら、いずれの敵にせよ、みな相当なものだから、どっちへも手は出まい」

「河北の袁紹なくんば憂いはありませんが、袁紹の国境軍は、過日来、官渡のあたりに、いよいよ増強されておるようです。