Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(一) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 231.525 caratteri · 463 schermate
二
そこの茶汲み女に話しかけられたのを幸いに、わけを話して計ってみると、それなら店の身寄りの者が内職に宿屋をしているちょうどよい家があります、ぜひそこへ泊っていただきたい、ただ今主人を呼んで参りますからと、まだ武蔵が泊るとも何ともいわないうちに、もう奥へ走って、青眉の若女房を呼び出して来た。
二
宗因饅頭の店からそう遠くもない、しかも静かな小路の素人家。
案内して来た青眉の女房は、小門の戸をほとほとたたいて、中の答えを聞いて後、武蔵を振り向いて、静かにいう。
「わたくしの姉の家でございますから、お心づけなども、ご心配なく」
小女が出て来て、女房と何か囁いていたが、すべて心得ているらしく武蔵を先へ二階へ通し、女房はすぐ、
「では、ごゆるり遊ばせ」
と帰ってしまった。
旅籠にしては、部屋も調度も上等すぎる、武蔵はかえって落着かなかった。
食事はすんでいるので、風呂に入ると、寝るよりほかはない。そう生活に困るでもないらしいこの家構えを持って、何で旅人などを泊めるのか、武蔵は、寝るにも気がかりであった。
小女にわけを訊いても、笑っていて答えないのである。
翌日になって、