Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Leggi 胡堂百話 (こどうひゃくわ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 124.386 caratteri · 248 schermate

Aozora Bunko

みんな練達のベテランで、そして勉強家であることに大いに敬意を払っている。これから書こうとすることは、こういう一流の人たちのことではない。

捕物帳の※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵のむずかしさは、描きすぎていけず、描き足りなくても、いけないという点であろう。

たとえば、この前、谷好文君が、風呂敷包みの持ち方で、娘強盗を見破った話がある。あれを小説にするとして、※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵は、どこまで描いたらいいか。一目で女とわかる姿を、絵にしてしまっては、これは、いけない。

むかし「身代り紋三」を新聞に連載した時のことである。絵描きさんが、やって来て、

「例の、覆面の人物ですね。あれは、本当は誰なのですか。私だけには、教えて、おいて下さい」

「それは困る。あれが何者であるかということが、この小説の背景なのだから、それを暴露してしまうと、何もかも、台なしになる」

「分っています。決して、口外致しません。ただ、※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵を描く上の心得として……」