후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
路は其沢に沿うて登って行くので、其処には小石を積み重ねて道しるべがしてあるから、夫を頼りに左に岸を上ればまごつくような心配は無い。路は荒れてはいるがよく分る。十二、三町行くと水の無い沢について右に尾根を登り、五丈石と三角点との間へ出る。中村君は十一月に此道を登って、梓山から往復した。五月下旬これを下った時には、場所に依っては三尺近くも雪が残っているので驚いた。尚お前記の渓流を左に入らずに、本流を何処までも登ると水が尽きて、三十度以上もあろうと思われる急傾斜な谷が偃松帯の直ぐ下まで続いて、末は二つに分れている。長さは十町の上はあるまいと見たが一時間はかかる。左右孰れを取るも元より路は無いのであるから差支ない。谷が尽きてから偃松や岳樺の間を登るのが少し厄介であるが、十五、六分で頂上へ出られる。自分は川端下道の中では、これが一番簡単で一番楽なような気がする。も一つ西口の増富道もあるが、自分が此道を登ったのは二十年も前のことであるから、何一つ記憶に残っていない。唯だ其当時は路がよかったことだけは覚えている。
金峰山から国師岳までは、大略四時間の行程であろう。