일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

甲斐駒

其路筋は恐らく五万の図に記入されているものであったろう。途中では一人にも遭わなかった。宮田に着いたのは四時半頃で、急いだ為に可なり疲れてはいたが、甲斐駒に登る便宜上、更に二里を歩いて六時頃伊那部に着いて柳屋というに泊ったのであった。

甲斐駒

三峰の流に沿ひ、西高遠の町より南に折れて、非持、溝口、黒河内などの村々を過ぎ、これより東に向ひて、蔦の小路を黒川の奥深く分け上れば、鶏犬の声漸く絶えて、波濤の如き群巒の攅合せる山ふところに戸台といへる処あり、人家僅に二戸、前には黒川の急流奔湍をなし、之に渡せる丸木橋ありて、浮世に通ふ路はあれども、里遠ければおのづから往来の者も稀に、朝には峰の白雲つま木こる人を音づれて、縹緲として軒端に懸り、夕にはそよ吹く風老松の梢に通ひて、玉琴の音にたぐふものから、紅塵の巷にあらねば、柴門閉ざされどもいとど静やかなり。されば世に交らぬ身の礼節などいふことは、露ばかりも知らざめれど、剛毅朴訥は仁に近しといひけむ、太古の民の面影も偲ばれ、熊皮を敷物にして炉辺に跪坐せるさまの、山賊などの姿に似かよひたるも、心は飽まで優しければにや、面識もなき他郷の客に快く一夜のやどをかし与へて、而も主ぶりの懇なる、富貴の前にのみ膝を屈する大方の逆旅をいさぎよしとせざる旅人には、げに懐しさの限なる可し。