후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
小黒部谷の入り・上(毛勝山及び猫又山)
小黒部谷の入り・上(毛勝山及び猫又山)
七月二十七日。午前六時四十五分、釜谷山腹の露営地出発。七時四十分、釜谷山頂上。八時、出発。山稜を北に伝い一峰を踰えて、九時、毛勝山頂上着。五十分休憩。十時五十分、再び釜谷山頂上。十一時出発、南に向って下る途中水を得て昼食。午後一時出発。一時五十分、猫又山頂上。二時二十五分、出発。三時三十分、猫又の池。五時、椈倉峠着。左に雪渓を下ること四十分にして、小黒部谷の支流中ノ谷の河原に野営。
毛勝山と猫又山との中間に位する尖峰は、標高不明なるも毛勝山(二四一四米)よりは少し高いようである。目測では二四二〇米を超えているように思われる。私達はこの尖峰を釜谷山と命名した。
夜明け迄に幾度か眼が覚めた。毛布を被って芋を転がしたように寝ている体と体とが犇と押し合って、偃松の床からずり落ちそうになる、其度毎にねちごち動くので誰もよくは睡れなかったらしい。三時半頃思い切って寝床を出た。草原は水を打ったように霑れている、夜半に雨が降ったのかも知れない、考えると何だかそのような気もする。それでも近間の山には雲の影もなく、空は水浅葱に澄んで、天狼星が水の落ちて来る左側の崖の上の雪田を掠めて幽かに光っている。