후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
竜バミ山
此山から雲取山まで四時間あれば充分であるが、急げば三時間に短縮されぬことは無い。
竜バミ山
多摩川の上流一ノ瀬の奥に三ノ瀬の部落がある。其処から秩父へ踰える将監峠を登ること一時間半で、頂上の平坦地に出る。右に折れて下り気味に一町許行くと、広い鞍部が竜バミ谷の方面へ豁然と開けて、程よく配置された若い唐松の林などが目を怡ばせる。左手はこんもり茂った針葉樹の木立に囲まれて、井戸沢の清い流が大きな花崗岩(或は石英閃緑岩)の間から、快い音を立てて湧いて来る。側には石で築いた竈があり、不完全ながら小屋もあった。今も残っているかどうか分らぬが、申分の無い野営地である。此処から右に尾根を伝いて四十分登れば、高さ二千十一米八の竜バミ山へ出られる。井戸沢や洞ノカイの方面は、針葉樹で凄いように暗いが、南方は遠く開けて眺望が好い。南アルプスが駒、朝与から聖、上河内、笊に至るまで一目に見られる。十一月中旬、此山から初雪を戴いた白峰赤石の連嶺を遠望した時には、とても黙って凝として居られなかった。路は短い笹原の中を緩く登っている。この頂上から飛竜へは二時間あれば行かれる。切明けの跡や、査何号と記した小さい標木があるので、少し注意すれば路を誤る心配は無い。