후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
元より好物であるから早速そばで泊ることにする。
座敷を見廻すと床の間の柱にくくり付けられた五、六本の篠竹に、子供が書いたらしい七夕の色紙が下げてあった。明日が旧暦の七夕に当るのである。其色紙に書いてある文字が何と木曾義仲、源義経、楠正成といったように多くは武将の名であって、漸く天の川と書いたのがあったかと思うと、今度は木曾川、吉野川などと川の名が挙げてある。これには七夕様も驚くことであろう。上松で見たものも大抵似たり寄ったりで、なかのりさんで名高い木曾の、しかも其頃の風習としては、興のさめる七夕祭りであると思った。
風呂から上るとそばが出た。見ると驚く可し、居丈に均しい程ざるが積まれてある、何でも十はあったようだ。それを余さず平げる人のあればこそ、斯うして出すものと見える。私は朝の分まで一緒に持って来たのかと思った程で、我慢にも食べ切れずに四つ許りは残してしまった。翌朝は御飯にして貰ったが、別にそばのざるが四つ、ちゃんと添えてあった。
暫くすると按摩がやって来た、これは用がないから断る。今度は小娘が花漬を売りに来た。見ると四角や円い曲物の底に、金山寺味噌のようなものを入れて、其上に梅、桃、李などの紅や白の花を置き並べたものであるが、蕾もあり開いたものもあり、それを或は扇形、或は菱形、又は花模様という工合