후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
そして、豊前小倉での、巌流佐々木小次郎との試合などは、史実をむねとする古くからの研究者に、確認されている事歴である。まず間違いないこととはいえよう。しかし、いちいちについては、異説紛々であり、必ずしも、一致していない。後人のわれらが、物好きを凝らして、あらゆる傍証を、従来の物以外に模索追究してみるしか方法はないのである。
明確に、彼の存在や、言行を知りうるのは、何といっても、彼が、熊本に落着いてから後である。晩年の武蔵。それは、幾多の実証や文献を伴って、史伝として補うに、何のあぶなげもなく語りうる。
漂泊、遊歴の人――といっても、それ以前には、小倉の小笠原右京大夫忠真に知遇を得、かなり久しくとどまっていたらしい。養子の伊織が家老として禄仕している関係もあり、島原出兵の時には、小笠原家の軍監として、従軍もしている彼だった。
その武蔵は、寛永十七年、齢五十七歳のとき、熊本へ来ている。
細川忠利の招きによるといわれている。待遇は、米三百俵。扱いは、岩間六兵衛。取次は坂崎内膳。いまその時に、彼が君侯にさし出した口上書なるものが遺っているが、それを見ても、相互、軽々しい約ではない。