후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
三宅軍兵衛との試合
そういえば、武蔵の逸事として遺っている話から推してゆくと、武蔵は殆ど、その生涯を旅に送り、その足跡は、関東地方は勿論、出羽、奥羽にまでわたっているが、京都以北においては、何の文献もまだ掘り出されていない。ただわずかに或る時代を下総行徳在の藤原という土地に一庵をむすんで住んでいたという伝説があるくらいなものだが、肝腎な彼の江戸における行動など少しも審さでない。僕が、武蔵の史実としては、要約して約七十行程度のことしか残っていないと嘆じたのは、決して誇張ではなくて、それ以上、武蔵の新史実を発見しようとするには、考古学者以上の根気をもって、そういう彼の足跡や大名の未開文献から発掘するほか手段がないからである。
三宅軍兵衛との試合
しかし、世間にまだ伝えられていない「話」の程度の所謂史実らしい記事を古書から発見することはさまで困難ではない。
本多忠勝の嫡子美濃守忠政は、元和三年に姫路の城主になって移封している。姫路には従前の関係で、武蔵の門下が多く、武蔵のうわさも従って忠政の耳によく入るので、武蔵を招き客分として待遇したり、また彼の道を聴いてふかく学んでいた。