후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
金力と福力
剣と画筆
もし蟻が這いおるならば、汝必勝の兆しである。かつ儂は汝がために、摩利支天に必勝の祈願を修法しているほどに心措きなく怨敵に立ち向え」
と励ました。
当日に至って、少年が足下を見ると、夥しい蟻である。少年は、
「これぞ大願成就の吉兆――」
と勇み立ち、武蔵に授けられた秘策をもって、見事大敵を突き殺した。
勿論、これは武蔵の奇略であった。試合の場所に蟻のいることを前以って知っていて、少年の心に自信と勇気を吹き込んだのである。
金力と福力
武蔵には生涯福力が備って、金には不自由しなかったという説がある。
彼は平常、幾つもの木綿袋に金を分けて天井に吊し置き、訪れる浪人者や、武者修行に出る門人達には、
「何番目の袋を路用として持ち行け」
と、いって与えたそうである。
剣と画筆
細川家に身を寄せてから後のこと、ある日、武蔵は、忠利公の命で、御前で達磨を描いた。しかし、われながらその不出来なのを嘆じて、その夜、床に入ってからも種々工夫を凝らしていたが、卒然悟るところがあって、起き出でてまた、描き出したということである。
後に門人に向って、「自分の画は到底剣には及ばない。