후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
一般の地理的な眼にはほとんど入らなかった一小島に過ぎなかったにちがいない。
有芳録などには「岩柳島」として明らかに出ているが、古い記載にはほとんど見当らない。母島の彦島がこの辺の史蹟としては記録上にも代表しているかたちである。
寿永四年正月。前内府、以讃岐、
城廓ト為サレ、新中納言知盛、
九ヶ国ノ官兵ヲ相具シ、門司
ヶ関ヲ固メラル。彦島ヲ以テ
営ト定メ、追討使ヲ相待……
云々(東鑑)
などの記載や、盛衰記の元暦元年の条には、義経の軍が兵船を仕立てて知盛の引島城(彦島)を攻略するの記事などが見えるが、そのほかの紀行や古歌などを見ても、特に船島の文字は見あたらない。
もっともこの辺り海峡一帯には、島とも岩礁ともつかない物だの、六連、藍島、白島など幾らもあるので、特に目にも入らなかったのであろう。それが一躍天下に知られたのは、巌流の墓碑が試合の後に建ってから後のことだったのは疑いもない。
小倉市手向山の武蔵の碑は、すでに著名なものだが、巌流島にある巌流の墓は、ほとんど土地の人しか知っていないらしい。もっとも現在の墓は、明治四十三年頃に新しく建て換えたものであるが、それ以前から前に云った太刀洗いの池附近に、卵塔型の苔むした自然石が草むらに埋れていて、それが巌流の墓石と云い伝えられ、島に上がった船頭などはよく戯れに、その石を