일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ずいひつ みやもとむさし

随筆 宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면

아오조라 문고

殊に、熊本の一日亭に泊っていた二、三日などは、一日に三、四十幅も拝見させられた。

自分のような凡眼で見ても、そうして持ち込まれた画幅や書には、一点も真筆かどうだろうと迷うほどな物にも出会わなかった。すべてその作家のいたとか縁故の地ほど、その作家の真物は少なく、偽物の氾濫のひどい物だが、熊本、小倉辺で示された物などには、似てもいないのが多いからひどい。

禅家の書の落款を入れ替えたもの、或は狩野風の無落款な時代物へ印章を後から加えた物などは、まあまあいい方というくらいである。

また、常々自分の宅へ遠方から送りつけて来る物にも、まだ一遍も頭の下がるような物があったことはない。この手数のかかる煩瑣にたえかねていつか紙上で小説の余欄に一度訴えたので、その後すっかりこういう人が少なくなったが、でもまだ依然、時折には知人を介したり何かして、鑑てくれませんか、をいってくる。私へ鑑定を乞うなど、非常な見当違いであることを、いつも縷々極言して謝っている。

とにかくない。滅多にというより、絶対にといってよい程、真筆はない。

私の知人のあいだで、まぎれない真筆として拝見させてもらったのは、済々黌の井芹経平氏から遺物に贈られて持っているN氏の達磨図、故U氏の同図。