후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
目的
──そしてそれぞれりっぱな姿になった。
あの曲がったのも、大きくなるにつれ、みずからの重さで曲がりをいつのまにか直して、ほとんどまっすぐになり、どっしりと空間を占めて風にもゆるがぬ堂々たるへちまになっていた。
目的
へちまだなの風がかさかさと硬い音をたてるようになると、ぶらさがっているへちまの皮も硬くなり、縦じわが目立ってくる。やがていつしか緑の色を失い、赤銅色に変わってゆく。いかにも若さが消えて老いゆくさまがしのばれる物さびた姿である。しわの深まるにつれ身も細りゆけば、ふたたび風に揺られるほどになるが、若いころの軽さではなく、あなた任せの落ち着いた揺られ方を見せる。
こうして見ていると、へちまはただぶらりと枯れる日を待っているように見える。しかし、あの腹の中では、いま着々と繊維網がつくられているのである。やがて繊維網が完成したころ、へちまの生命は絶える。そして初冬の谷水の中にさらされて、白いあかすりとなり、長くこの世に残るのであろう。
人間の足の裏のあかをすり落とすあかすりとなるためには、へちまは生命を終わらねばならぬ。一生の目的が達せられ、人々から重宝がられるときには自分は死んでいて、それを知ることもない。