일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ロザリオのくさり

ロザリオの鎖

永井 隆

永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면

아오조라 문고

くろだい

日本軍がマレーのゴム、スマトラの油田、山西の石炭、インドの綿などをみだりに望んだその結果が今日のこの悲惨である。私だってあの赤いとうがらしが欲しくて欲しくてたまらなくなり、今夜こっそり盗みに出かけたりしたならば、おそらく目から涙の出るくらいのことではおさまらなかっただろう。

──それにしても、いっさいの欲をすてたはずだったわが心の底にこんないやしさが滅びずに残っていて、ともすれば芽を出そうとしているのを知って、わびしかった。

くろだい

隣の嫁が里帰りの土産に塩魚をくれた。くろだいの生きのいいのを上手に塩してある。さっそく昼飯にいただこうと楽しみにして台所の柱にぶらさげた。飯の上にのせて、よいお茶を熱くいれ、ぶっかけてさらさらとお茶づけにしたら……ああ久しぶりのごちそうだ。配給の少ない焼け跡暮らしで代用食ばかり食べている今日このごろのこととて昼飯を子供といっしょに待っている。

ところが十一時すぎ、ぞろりとご来客だ。池田氏夫妻が佐世保からわざわざお見舞いに来てくださった。汽車の旅はむずかしいのによく来られたものだ。ずいぶん多い人で切符をやっと買って、浦上まで立ち通しだったと言う。