후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
幽霊
どじょうは無尽蔵にいるようだった。商魂のつよい男が三人おった。彼らはこのどじょうを上方へ売りに行ったら大もうけになると考えた。そして上方へ行って商談をまとめた。ほくほくして浦上へ帰ってきたら、なんとあれほどたくさんいたどじょうがたちまち一匹もおらなくなってしまったのである。──その旅もどりの人が今、まだ二十人ばかり生き残っておるが、このどじょうの話をしては、神様がその日その日の糧は与えてくださるから心配はいらんたい。そればってん、誰かが欲を起こすと、このお恵みをみな取り消してしまいなさるばい。
幽霊
爆心地に幽霊が出るといううわさは遠い世間では立っていたようである。なにしろ、たくさんの骨を敷きつめたようなところだから、うわさの立たぬほうがおかしいくらいのものだ。しかし爆心地そのものにはそのうわさは少しもなかった。なかったも道理、ここは迷信をいっさい知らないキリシタン村落だからである。霊魂は物質でないのだから肉眼で見えるはずがない。もしここが異教徒の町であったら怪談でにぎやかなことであろう。
浦上を夜中に通ると、女のすすり泣きが聞こえる。──これが世間のうわさであった。