후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
父の落第記
このたびの爆弾は宗教とは関係なかったが、信徒の多数をこの世から奪い去った。浦上を宗教文化の新しい都市として再建してこそ、なるほど私らに自慢を許されるのであった。
「わきがのわきが知らず。戦災地にいては戦災者の臭さがわかりません。私は私の体臭を知るためにしばらく浦上を離れたいのです。多良山の山奥に炭焼きの友人が一人います。私はその小屋にこもって、この心を潔めたい。塩と野菜とわずかの玄米とを手に入れることができたら幸いだと思っています」
秋月君はききょうの花を手に持ったまま、みずから風を起こし雲に乗り、ひょう然と立ち去った。
私は聞き疲れてしばしまどろむ。まぶたに浮かんだのは夢ではなかった。若いころ登った多良山の思い出であった。しかし十六年も前の夜の情景であったからすべての輪郭は忘却によってぼかされ、夢のようにも思われた。ただ深夜の山頂にひざまずいて祈ったとき、合掌の指の爪に照りかえした星の光のみがあざやかに網膜に残っていた。
父の落第記
カヤノのランドセルの名札を変えることになった。名札に使う厚紙は隣のおじさんが持っている。誠一は気がるに立ち上がり、ランドセルを持って隣へ行こうとした。