일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ロザリオのくさり

ロザリオの鎖

永井 隆

永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면

아오조라 문고

欲

兵隊虫というのは日露戦争のすぐあとに一度現われて暴れたものだそうで、長さ三センチばかりの、いもむしに似た、黒いからだの両側に黄色の線が一条ずつ入った、ちょうど日露戦争時代の兵隊のズボンみたいな虫だった。せっかく青々と茂った葉をこいつがすっかり食い荒らしてしまった。それに残存放射能の影響もあり芋は平年作の十分の一もとれなかった。けれども私らは飢えることを免れた。というのは住民がほとんど死んでしまっていたからで、そのわずかの芋は生き残りの私らを養うに十分であった。

欲

浦上の丘や谷や川ぞいに仮小屋がぽつんぽつんと建った。老人は、それを眺めて、旅から戻った時のようだという。旅とは明治のはじめに起こった浦上キリシタン総流罪のことである。諸国に送られた信者が信仰を守り通し、数年ぶりに放免されて帰ってきたときは春だったが、田畑も家も荒れはてて無一物だった。彼らは掘っ立て小屋をぽつんぽつんと建てて生活を始めた。帰り着いたその日から食う物に困った。すると、何年も作らなかった田にどじょうがたくさんいることが見つかった。みんなそのどじょうを食っては働いた。くわが無かったから竹で畑に穴をあけてそれに芋づるをさした。