후리가나로 읽는 일본 고전
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したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
永井 荷風의 下谷叢話(したやそうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,971자 · 246화면
いかにも優遇を蒙りて候へば彼の君厳譴を蒙らせ給ふを憂しとこそ存ずれと申す。播磨守重ねて汝木村某とやらん云へる者に、大目付をもて幕府の執政を革めざれば政事終に改革の実を行ふ事能はずとて一通の意見書を托せしに、木村某その書を大目付に出して其のまま逐電すと告る者あり。其事実なりや。又木村とはいかなるものぞ。汝それを家にかくし置きし事ありやと問ふ。是は思掛けぬ事を承るものかな。執政の人々を傾け申さんにいかで大目付のなし得べき事に候はんや。木村とやらん苗字を聞くだに始ての事にて候ものをと申ければ、其後勝野吾作と交りしや否やと一、二の尋問ありしのみ。させる糺問もなくて、此時師は古賀氏(謹一郎号茶渓)の家人の名目にてありければ主人に預けらるゝとて家に帰り居たり。斯くて別に問はるゝ事もなくて其年は暮れにけり。(以下略之)」
この記事には弘庵が逮捕の日を十月八日夜となしているが、内藤恥叟の『開国起源安政紀事』には十月四日としてある。按ずるにこの時はあたかも南の町奉行の交迭した時である。大目付池田播磨守頼方が伊沢美作守政義の跡をついで南の町奉行に転任の命を受けたのは十月九日である。