일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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したやそうわ

下谷叢話

永井 荷風

永井 荷風의 下谷叢話(したやそうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,971자 · 246화면

아오조라 문고

第三十八

わたくしはここに大沼枕山の依然として下谷三枚橋の家にあったことを記して置かねばならない。明治元年「除夜放歌」の作を見るに、「清明上巳節匆匆。江上花開人悪折。折残千樹稀一紅。絶無歌姫坐画舫。但有行李圧短篷。五月東山兵火発。(中略)金銀仏寺付一炬。荒涼只剰枯林叢。」〔清明上巳節匆匆タリ/江上花開ケバ人悪リニ折ル/折残ス千樹一紅稀ナリ/絶ヘテ歌姫ノ画舫ニ坐ス無シ/但ダ行李ノ短篷ヲ圧スル有リ/五月東山兵火発ス(中略)/金銀仏寺一炬ニ付ス/荒涼只剰ス枯林ノ叢〕云々。

枕山は前将軍徳川慶喜の上野寛永寺に幽居せられた時、手簡を賜り旧幕臣の順逆を誤り王師に抗することのないように徳川氏のために奔走せよとの内命を受けたという。わたくしはこの事を大沼氏の遺族から伝聞した。しかし信夫恕軒のつくった伝を見るに「先生勝海舟ヲ訪ヒ大ニ時事ヲ論ズ慷慨激昂忌憚スル所ナシ。」としてある。なおまた恕軒の作った伝には、枕山は東京詞三十首を賦して時事を諷したため弾正台の糺問を受けたといわれている。わたくしはこれらの事件を詳にする資料のないことを悲しんでいる。

第三十八

明治二年己巳三月七日明治天皇の車駕京師を発し同月二十八日に東京城に入った。