일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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したやそうわ

下谷叢話

永井 荷風

永井 荷風의 下谷叢話(したやそうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,971자 · 246화면

아오조라 문고

されば当時尾州家の実権は隠居した前大納言慶勝がこれを把っていたので、毅堂は慶勝に信任せられて幼主元千代の教育を委任せられたのである。阿部八助は嘉永六年より明倫堂の督学を勤めていた尾州家の儒者で、名は伯孝、字は某、松園と号した。この年慶応二年十月十八日に没したので、毅堂はその後を継いで督学となったのである。

二月十五日の夜に毅堂は横山湖山が『火後憶得詩』を読んでその賛評を書した。『憶得詩』は安政戊午の冬湖山が神田お玉ヶ池の家を燬かれた後躬ら編成した詩集である。その事は第二十七回に述べてある。毅堂は集の終に、「客冬予江戸ヲ辞シテ尾張ニ帰ル。旧社分散シ索居ノ嘆ナキ能ハズ。忽書ヲ辱シ、大集ノ刪定ヲ属セラル。忙手繙読スルニ一堂ノ上ニ相会晤スルガ如シ。楽殊ニ甚シ。乃一夕ニシテ業ヲ卒フ。然レドモ長短二百余篇、固ヨリ皆連城ノ明珠ナリ。目コレガタメニ奪ハル。イヅレヲカ取リイヅレヲカ舎テン。アルイハ恐ル、ソノ批スル所尊意ニ充タザル者アランコトヲ。敢テ謝ス敢テ謝ス。慶応二年二月望。鷲津宣光新馬埒ノ尚志斎ニ閲ス。時ニ侍童ノ鼾雷ノ如ク城鼓正ニ五更ヲ報ズ。」云々と書した。

三月二十六日大垣藩の家老小原鉄心が江戸于役の途次、随行した同藩の儒者野村藤陰、菱田海鴎、菅竹洲らと名古屋の城下を過ぎて鷲津毅堂を訪うた。