일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

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N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

第四、英国行日記

二九、南大西洋航路およびナポレオン配所の所感

南アフリカ人の日本人に対する不深切なる原因も、旧来土人および異人種を虐待せし習慣あるによる。また人物そのものにつきても、豪州に移住せしものと南アフリカに移住せしものとは、品格上高下の相違あるを見る。両地ともに新開地なれども、豪州は全くイギリス人のみの植民地なり。これに反して、南アフリカは対土人、対オランダ人等の植民地にして、戦闘流血の間に発展しきたれる新開地なれば、自然にこれに移住せるものも、品性上の相違あるべきは勢いの免れざるところなり。

南アフリカ紀行はこれにて筆を擱し、以下は「英国行日記」に譲る。ダーバンより喜望峰まで八百十二マイル、メルボルンよりここに至るまで七千二百六十二マイルなり。しかしてダーバンより陸路汽車によるときは、一千四百六十三マイルありて、八十四時間を要す。

第四、英国行日記

二九、南大西洋航路およびナポレオン配所の所感

明治四十四年六月十六日、午後三時、南アフリカ喜望峰を解纜し、英国ロンドンへ向け進航す。その汽船はすなわちホワイトスター会社ペルシック号なり。夜陰に入るまで南端の連山を迎送しつつ、西北を指して走る。

十七日、快晴。