후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
その光景を詩中に写す。
路掛二断崖一急似レ蘿、鉄車攀尽幾嵯峨、連山脈脈峰頭雪、恰是海風揚二白波一。
(路は断崖にかかるように、急なることつたかずらのかかるに似ている。汽車はいくつものけわしい所をのぼりつくす。連なる山々の峰の頂は雪におおわれ、あたかも海風が白波をあげているような姿である。)
晩に帰館す。その行程、往復百八十八マイルなり。途中、禿頭山多し。あるいはサボテンのみの茂生せる山を見る。アンデス横断鉄道は昨夏より全通し、ブエノスアイレス午前八時二十分発、バルパライソへその翌日午後十時四十分着。すなわち三十八時間余を要す。その距離一千四百三十一キロメートルにして、日本里程の三百六十里あり。汽車賃は寝台を含みアルゼンチン貨幣百四十六ペソにして、わが百三十円に当たる。食費はそのほかなり。毎週夏期三回、そのほかは二回、汽車の往復あり。
十日、晴れ。午前、藤井氏とともに中学校を参観す。文部次官特に案内せらる。つぎに、応急施療院および慈恵病院を参観す。その病院には六百人の患者をいるるべしという。当サンチアゴ市にて毎年慈善事業に費やす金額は二百万ペソ(わが八十万円)にして、貧民の救助を受くるもの六千人ありという。