일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

平ヶ岳(塗桶山)

三五の残雪を過ぎ、最後に短い笹の中を抜けて、禾本莎草両科の植物に石菖類の交った岩銀杏の原に出る。ここは既に平ヶ岳の頂上であって、藤原山から大略十時間の行程である。私達は雲が深く展望がきかなかった為に、平ヶ岳の遠くないことは信じていたが、残雪があったのを幸に午後五時頃野営してしまった。そこは二千八十米の小突起を踰えた尾根の上で、三角点まで四十分足らずの距離であることを翌朝知ったのである。

私の考では、平ヶ岳と剣ヶ倉山との間は、露岩などもあって、利根川左岸の山脈中では珍らしいし、藪も左程深くないから縦走するも悪くはあるまい。けれども剣ヶ倉から大水上山への縦走はやめて、同じ労力を費す位ならば、剣ヶ倉から金山沢を下って中ノ岐川に出で、夫に沿うて西ノ沢との合流点に達し、そこから西ノ沢を遡行して、兎岳なり大水上山なりへ登るのが困難はあっても夫だけ興味が深いと思うのである。

平ヶ岳(塗桶山)

此山に就ては『山岳』第十年第三号に高頭君の詳細なる記文と撮影の写真とが載っているから、茲に贅言を要しない訳であるが、私の所見をも少し附け加えたいと思う。因に平ヶ岳は平岳の方が正しいのであるが、通称に従って改めないことにした。