일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

という返事を聞いて安心したが、味噌の方は諦めなければならなかった。家の中は片側が土間で、片側は板敷の上に薄畳が敷いてある、其奥は事務所であろう、隔ての障子が締め切ってあった。一脚のテーブルが淋しく入口に据えられて、煙草、酒などと書いた伝票が散ばっている、土間では色艶のよくない四、五人の女が金鎚でコツコツ鉱石を選り分けていた。私は樽の底でも叩いて味噌を選り分けて呉れた方がどの位有難いか知れないのにと思って情なくなった。長次郎達は頻りに鉱石の屑の中を引掻き廻して、これも水鉛よりは寧ろ立派に結晶した石英を拾い出しては喜んでいた。

家の前の新らしい道を右斜に辿って、岩間を走り出た豊かな水のだぶだぶ流れている窪を横切ると、左に折れて岳樺や深山榛の繁った尾根をひたすらに急ぎ登った。朽葉の残骸を止めた粘り気のある黒土は、たっぷり水を含んでつるりとよく滑る。一条の細径が右に岐れて二、三町の彼方に崖の中腹を穿った暗い坑道の入口が二つ許り覗かれた。間もなく雪渓を渡ると草原を斜に稍やなだらかな道が私達を一の峠の頂上に導いた。偃松や小笹の茂みが霧の中に濃淡の陰影を織り出した堤のような尾根の上に立って、其処らに散らばっている草鞋切れや古新聞の屑などと不思議な対照を表わしている前面の光景に対して、私は二つの異った世界を一度に見たよう