후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
平では蝦夷蝉らしい声を耳にしたが、途中では駒鳥が盛に鳴いていた。
このあたりは黒部川も東沢も、鬱蒼たる針葉闊葉の大樹林である。殊に美事な落葉松の老木が多い。
奥廊下の隘口から解放された黒部川の水は、右岸に大きな砂洲を吐き出して、左岸に沿うて流れている。この洲あるが為に東沢の合流点は、次第に川下へ移ったものらしい。洲の殆ど中央には三抱えもあろう太い流木が砂の中へ根を突張って、碇のように横たわり、大小無数の同じ仲間がそれに堰き止められて、山のように重り合っている。孰れも白くされているから、相当の年数を経たものであろう。其下手には細かい砂が十坪余りの広さに、水面からは二尺程の高さに堆積し、其上を歩くと昼のぬくもりが未ださめずに残っている、そこに天幕を張ることにした。
野営に最も必要な水は元より、燃料もこう豊富であれば、その支度をすることなどほんの片手間仕事に過ぎない。それで天幕を張ると、あとは一切源次郎に任せて、長次郎と金作とは岩魚釣りに出懸けた。こんな横好きで下手な連中に釣られる岩魚がいるだろうかとおかしくなる。私は一人で奥廊下を少し遡って見た。赤牛側に沿うて一町も進むと、水は腰に及ぶ深さとなるので岸をへつり始めた。