후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
三ツ山(地図の三ツ岩)というのだそうだ。栂沢山の細い岩だらけな山稜は、石楠が寒そうに葉を縮め、馬酔木がうら淋しい花を綴っている。丹波山あたりからでも来たらしい二人連れの男が荐りに石楠を掘っていたが、三人を山廻りのお役人様とでも思ったのかいやに丁寧な挨拶をした。最高点に見通しが切り開かれていたが、三角点は其処にはなく、北寄りの少し離れた低い峰に建てられてあった。昼飯にする。今朝から一滴の水も飲まないので、囗の中がバサ付いて困った。今度は綿入れの人が袂から正宗の四合壜を取り出して皆に飲ませる。まるで手品師のような人達だ。渇した上に酒を呑んでは後が心配なので、鬚男は二、三杯で止めにしたが、二人は好い機嫌になって満を引いては「馬鹿だな」を連発する。
「●三頭山(佐野峠より)」のキャプション付きの写真
●三頭山(佐野峠より)
三条だるみの笹原を暑い暑いと言いながら、下ったり登ったりして、終に雲取山の西の斜面にガッカリした体を横たえたのは、洋服の人と鬚男である。暑いのはあながち横日にカンカン照り付けられた為ばかりではなかったらしい。鬚男は足が痛いので自由に動けぬ。