후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
武蔵はこれを兵法三十五ヵ条のうちで「見切」といって説いている。
そしてこう双方のひらいた場合を「遠間をとる」というのである。距離を作ることは一見敵を避けるように見えるが、実は、加速力を蓄えるためであるから、木剣試合の場合などでは、殺すぞ、と宣言するのと同じである。つまり真剣勝負にひとしいのだ。
武蔵はやがて、長短の二刀を円極(合掌ともいう)に組合せて、迫って来た。三宅も上段にとって爪先から寄合せてゆく。すると武蔵は、一方の太刀を三宅の鼻先へ突付けるようにしたので、三宅は怒気をうごかして拝み打ちに下ろした。武蔵は、二刀を分けて彼の木剣を外し、また忽ち組み合せて三宅の木剣を抑えつけたまま一歩退がった。軍兵衛は抑えられた太刀を引き外して躍り打つと、武蔵はまたその太刀をかわして前と同じように二刀で上から圧したまま後へ退がって行った。武蔵の背はうしろの壁につきそうになった。三宅は自己の勝利を信じて、中段に構えを変え、機を見て諸手に突いてゆくと、武蔵は、
「無理なり」
といって、左の小太刀で刎ねのけ、右の太刀で三宅の頬を突いた。仆れた三宅を見て、連れが驚いて駈けよると、武蔵は、