후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
中国・小牧役前後
文化の底流に若い生命を息づいていることなど思えば、宮本武蔵などは、つい近世の人だといっても決して不当ではない。
殊に、彼が生長し、また、志望して生き通した天正、慶長、元和、寛永、正保の長い期間は、戦国の動乱と苦境をのりこえて、日本の近世的な基礎をすえた黎明期であって、いわゆるその頃の終戦時代に、長い混乱期のあとをうけて、誕生した彼は、やはり時代の孕んだ子のひとりであったことに間違いはない。――云いかえれば、彼は、元亀、天正のあとに生れた当時の“戦後派”の青年のひとりだったともいえるであろう。その点でも、武蔵は、近世人の圏内に置かれるべき人だし、思考してゆくにも、万葉の歌人や、記紀の史上の人々の血を汲みとるよりも、われわれには、はるかに身近いここちがするのである。
だが一応、彼をはっきり観るには、その少年期と、中年期と、晩年との三つぐらいに分けて、時代の社会相を考えておかねば真をつかみにくいと思われる。その時代もまた、われわれの予備知識にかなり持っている年代であるから、分ってる人には一口でもすむことだが、順序として一通りいってみる。
中国・小牧役前後