후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
沢庵と細川忠利
また、刀だけは、自分で鍛ったことはないらしいが、鍔とか目貫とか、小柄の鞘とかいう小さい物は、自分でも製作したほどな武蔵であるから、なおさら、衣食や住居には至って無造作でも、佳い刀となると欲しくなって、遊歴中にも、随所随時に、差料を求めたり、換えたりしたにちがいないから、まだこれ以上、武蔵所持の刀と名乗る物があらわれても、少しもふしぎではない。
けれどただ、それが一片の口碑や伝来の権威だけで、もっと明白な史的文書の伴っていないことが慾をいえば少し心ぼそい気もする。
沢庵と細川忠利
沢庵和尚についてよく訊かれるので、こういう一文を草してみた。沢庵を知ろうとするならば、細川護立侯などの後援で版行された「沢庵全集」が完璧なものである。けれど、人が僕に糺すのは、僕が小説中に、武蔵と沢庵とのことを書いているためにほかならない。しかし、武蔵と沢庵との交渉は、まったく僕の創作で文献では決してない。前項にもそのことはいってある通りである。
しかし、そういう構成上の想像といっても、まったくいわれなき空想の上に建てたものでも決してないのである。沢庵が禅林中の人でも最も武道に関心のあったことは周知のことであるが、その関係は、文書の上では、柳生家との関係のことしか分っていない。