후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 宮本武蔵(ずいひつ みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,786자 · 278화면
「手紙の話」と「彼の筆蹟」
長恨歌の詩一句
――筆はそれにつづいて、「地の巻」と書き起し、以下五巻の長文にわたっている。時刻は、寅の一点とあるから、寒烈な冬十月十日の、明けの七刻(午前四時)に、暁起して、机にむかったものである。
序文中、生国播磨の武士とあるのは、母方が播磨なので、云ったものか。祖先赤松氏の支流なることを云ったのか、どちらかであろう。
三十六度の勝負も、越し方を思うてみると、自分の道がすぐれていて勝ったのではなく、他流の不足のためであったと述懐している彼のことばは、永く後世の驕慢者にとって、大きな反省を与えるに足ろう。
五十を過ぎては、尋ね入るべき道もない――としている所、まことに、哲人のつぶやきらしい。しかも、かれはなお、倦むを知らなかった。序の語にあるように、朝鍛夕錬、なお、道に徹しきろうとしていた。
「手紙の話」と「彼の筆蹟」
長恨歌の詩一句
彼の遺作として、今日、伝えられている物には、何といっても、二天印の水墨画がその大部分をなしているが、ほかにも幾点かの墨蹟。また彫刻。それに鞍、刀の鍔などの極くわずかな余技工芸品が見られる。
ここでは、彼の墨蹟について、少し立ち入ってみる。