후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
であろうか?──私の興味はおのずからカトリックに引きつけられていった。
大学のすぐ北隣に浦上天主堂がそびえていた。東洋第一の大聖堂で一万余りのカトリック教徒が天主堂を中心に浦上一帯に住んでいた。それまで毎日のように講堂の窓から赤い大きな天主堂を美しいなあと眺めたり、お昼に鳴るアンゼラスの鐘を神秘的だと聞いておりながらも、ときどき白いおおいをかむった葬式の列が天主堂を出て運動場の横の小道を墓へ進むのを見ては、旧式の信仰にだまされている西洋人の奴隷の群だとさげすむのみで、別に深い興味を起こさなかったが、パスカルによってすっかり私の思想を破壊しつくされるに及んであらためて天主堂を見直し始めた。そしてついに下宿を浦上に移したのであった。
村人の信仰は素朴でしかも堅固だった。私に向かって一度も宗教について説教めいた話をしかけたことはなかった。ただ何を祈るのか、たびたび家族うち寄り、近所中集まっては祈りをとなえていた。──あにはからんや、それが私ら異教人の改宗を祈っていたのであったとは。(私はカトリックに改宗してから、はじめてそれを知った)
大学で精密な実験を自分でやるようになって、実験の方法によっては出てくる結果がそれぞれ違うことや、ある方法ではある一定限度の事しか確かめられないことなどを自ら知るに至った。