후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
──この話を戸泉さんから聞いた私は、米国民のあのたくましい開拓魂をまざまざと見る気がした。理想境の建設をめざし、先祖の墓をイングランドにあるいはスコットランドに残して小さな船を大西洋に乗り出した西欧諸民族の、つねにより高き理想を望んで西へ西へと進んで来たあの開拓魂。
全く未知の、全く未開のあの米大陸を短い年月のあいだにあんなに開拓した人々の努力。それは森を切り払い、水を引き、鉄道を敷くだけの仕事ではなく、また民主主義という理想をひろげゆく事業でもあった。それは、先祖の墓の番をして一生を送るのが最高の孝行と思いこんでいる日本人には及びもつかぬ。彼らの孝行は親の抱いていた理想の実現に努めることであった。理想は久遠のものである。人類は一歩一歩それに近づくのみ。父は理想への道をふみ出して間もなく倒れた、子はそれよりさらに幾ばくか進む、孫はまた親の骨を埋めてから、道を開き行くであろう。──かくて初代の墓は大西洋岸のフロリダにあり、二代の墓はオクラホマに残り、三代目は中部の町デンバーに葬られ、四代目は太平洋岸サンジェゴに、五代目はさらに太平洋に船出して──。