일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ロザリオのくさり

ロザリオの鎖

永井 隆

永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면

아오조라 문고

トウエンメイ(陶淵明)という男は、帰りなんいざ田園まさに荒れなんとす、と不在地主みたいに官を辞して故郷に帰り、菊を植え、悠然南山を見たまではよかったが、それをあまりにも美しい詩に詠んだために後世幾億の日華両民族に安易な隠居思想を植えつけた責任を負わねばならなくなった。

後進に席をあけ渡すは結構である。あけ渡し引きさがって休むのがいけない。あけ渡したら一歩前進し、全く未開の境地の開拓に当たるべきである。

「この年になってまた若い人にまじって働かにゃなりません。これも時世でしょう」

山本さんは気乗りもせぬ様子で立ち上がった。

しばらくすると大きな風呂敷を背負ったばあさんがやって来た。石けん売りである。年を聞くと八十歳だという。曲がった背中に重い荷物をのせているので、年中最敬礼をして歩いているようだ。そのままでは鼻をつくから大きな杖で支えている。

戦災者どうしは互いに身の上話を聞きたがらぬものだ。誰だって痛い傷あとに改めてさわってもらいたくないからである。ばあさんの身の上を私は知らない。しかし八十歳の人品いやしからぬ老女が石けん行商に歩いているのだから想像はつく。