후리가나로 읽는 일본 고전
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したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
永井 荷風의 下谷叢話(したやそうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,971자 · 246화면
云々の語によって憶度するに安政五年九月星巌の死してより後の如くに思われる。また毅堂の文中遠山雲如が絶えず他国に出遊しているがため『安政絶句』編輯の際その作を択ぶことができなかったと言っているので、わたくしは雲如の遊跡をその詩賦について討ねて見た。雲如は安政三年丙辰の年には一たび日光山の寓舎から江戸に帰り再び上毛の諸邑を遊歴していたが安政四年には江戸に留っていたらしい。家累を携えて京師に去ったのは翌年戊午の春である。
この年安政四年丁巳の秋、大沼枕山は信州の小布施、松代、小諸の各地を遊歴し善光寺に中秋の月を賞した。枕山は小布施の儒者高井鴻山と以前より交遊があったらしい。
枕山がその叔父次郎右衛門の媒介で蔵前の札差太田嘉兵衛の女梅を後妻に迎えたのは信州より帰府した後であろう。翌年戊午元旦の絶句に「新房緑酒新家族。旧物青氈旧主人。」〔新房ノ緑酒新家族/旧物ノ青氈旧主人〕の語を見るが故である。
大沼次郎右衛門は杉井と号し、また槐蔭と号して茶技俳諧を善くした。嘉永元年家を弟又三郎に譲り、致仕して後は富商の家に出入して茶技俳句を教えていた。蔵前の札差太田嘉兵衛の家とは殊に親しく交っていたのでその女梅は杉井の養女となって枕山に嫁した。