후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
夫に較べると吾等の登山は頗る複雑になって来た。そして小さい低い浅い山よりも、大きい高い深い山を狙うようになったのは、登山の発展に伴う必然の結果というてよかろう。あの山を平げた若しくは片付けたというような言葉は、どんな意味を語っているか。無事に御山を済せて目出度いと喜んだ昔に較べると、これは馬上の将軍が敵国を征服して、鞍に倚って睥睨する時の態度にもたとえられよう。自分が茲に書こうと思う秩父の奥山は、辛うじて最高二千六百米を超えている許りである。山を征服せんとする血気の荒武者には、それだけで既に物足らぬ感が起るに相違ない。これが秩父山脈に登山者の少ない原因であろうか。然し自分は昔の人のように真面目な山登りをしたいと努力する人の少なからぬことを信じて疑わない者である。
秩父は我国でも古く開けた土地の部に入る可き者で、知々夫国造の創置されたのは、崇神帝の朝にあるといわれている。兎に角秩父の名は和銅開珎と共に世に流布されていたにも拘らず、其山に就ては近頃まで多く知られていなかった。武蔵峰、秩父嵩などの名前が古書に散見するが、勿論これと一峰を指して唱えた名称ではあるまい。