일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

五、六町下には大岳山神社の奥院の大岩が木立の上に突立っているのが見える。三角点から西へ一、二町下った処はちょいとした平坦地で、三方への分水嶺をなしている。西南が荒川、西北が川端下川の東股、東南が京ノ沢の本流である。『甲斐国志』の所謂三繋平と称するものは、正に此処を指したものであることは、「荒川其南麓ヨリ発源ス」とある文が之を証明していよう。此処から東南の山ふところへ四、五十間下った所は、木立に程よく囲まれた野営の好適地で、燃料は豊富である。水も地質が花崗岩の砂地で、岩と岩との重なり合った罅隙の多い土質とは異っているから、少し谷間へ下って覓めたなら、湧き出していそうに思える。五月下旬か六月上旬ならば、雪があるから少しも水の心配はない。自分等は五月下旬に一坪程の火を焚いて茲に野営した。三繋平から爪先上りの路を一町許西に行くと、大きな岩が露出して丈の高い偃松が枝を延ばしている。此峰は絶頂より二、三十米低い。南側は背の低いひねっこびた針葉樹の密林が目も遥に続いて、頑強な幹にも枝にも、一面に霧藻が附着して、風に靡いて居る風情は、適度の高さを有する深山にのみ見られる特色の一つで、また自分の絶愛して措かざる者の一つである。