후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
人若し黒平附近の見晴らしのきく高処に立って、麓に幾多の前山を重ねた金峰山の姿を、遥に北方の空に仰ぎ見た時には、誰しも奥深い山だと感ずるに相違あるまい。此前山の闊葉樹林が針葉樹林に代って、終に御室川の左岸で金峰山の直下にある御室の新らしい屋根を見る迄には、随分長いこと歩かなければならない。是から上は、甲斐駒の屏風岩の小屋、若しくは木曾駒の金懸ノ小屋から上と同じように、瑰奇を逞しうした花崗岩の間を登って行くと、喬木が次第に灌木となって、偃松がそろそろ出て来る頃には、頂上の五丈石をすぐ目の前に仰ぐようになる。絶頂は岩衾をかぶった大きな岩が重り合って、南三十間の距離にある五丈石よりも二、三米高い。附近には岩高蘭、苔桃、蔓苔桃が一面に緑の毛氈――そのすっきりした柔い感じは寧ろ天鵞絨を想わせる――を敷き詰めて、秋十月頃には紅色紫黒色の小果が玉累々たる有様を呈する。絶頂から東の方へ下り気味に四町許行った処は、『甲斐国志』に
北方ハ本宮ヨリ奥ノ院薬師ヶ岳ヘ下ルコト一里許、此処甲信両州ノ界ニシテ、神領モ亦此ニ限ル、天正壬午ノ御朱印ニ所謂長子ノ番所是ナリト云。此ヨリ信州佐久郡川端下ニ至ル五里余、山径殊ニ険ナリ。