일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

二十六日沼田を出立、高日向にて銚子橋を渡り、利根川の右岸に沿うて沼原大穴の二村を過ぎ、湯檜曾橋を渡り、夜後橋にて利根の左岸に移り、西橋にて再び右岸に出で、山路の残雪を蹈んで、其日の夕暮終に宝川温泉に到着した。「沼田より遠く雪のみへし山も次第に近くなり、つひに雪の消残る山のふもとをよぢいる也」など、昔の人の山に入る心持がよく顕れている。道中はすべて駕籠に乗ったようである。此処に一ヶ月ほど滞在して、其間に見聞したことや地方の有様などを筆に任せて書き付けてあるが、参考とす可き有益の資料に乏しくない。後者は明治二十七年九月に群馬県師範学校教諭渡辺千吉郎氏が利根川水源の探検を企て、一行十数名と共に二十一日湯小屋を出発して大芦に出で、矢倉橋を渡りて利根の右岸を遡り、其日は湯の花附近の河原に野営。二十二日西仙ノ倉沢を過ぎて利根の左岸に移り、午前十時水長沢の合流点に達し、利根川の本流を左に見て、其儘真直に水長沢に沿うて進んだ。一里許り行くと河床が辿れなくなる。右岸の山腹を攀じ、途中一泊して二十三日に井戸沢山脈の一峰に登ることを得た。此処から初めて利根川が幽谷の間に白練を布けるが如く流れているのを下瞰し、其奥に大利根岳の突兀天に朝するを望み、水源探検の目的殆ど爰に終れりとし、再び水長沢に下りて之を遡り、上越国境山脈を踰え