후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
雷は所謂颱風性のものであったかも知れないが、発達の形式は通常の雷雨と余程よく似ていた。子供の頃から日光赤城の大雷雨に慣れて、雷には興味を持っていたので、さして驚きはしなかった。
私は自分が果して異状体質者であるか否か、其道の人に診断して貰ったことがないので知らないが、特異な癖があって、体を適当若しくは少し過度に動かしながら、苦痛にならない程度で而も肉体により多く影響を及ぼす自然現象から絶えず強い刺戟を受けている際、或人の曾て大いに自分を感動せしめた或行為に就て考を集中していると、次第に全身に血潮が漲り溢れるように感じ、それに平行して漸次に快い気持になり、同時に体がふわりと軽くなるように覚えて、血も肉も骨もそのこころよさの中に溶け込み、はては全身が軽い透明な気体と化し去って、残るのは唯恍惚たるこころよさのみという経験をしばしば繰返している。其際考の対象となる行為の主人公は宗教家、自然現象の中では大雨か大雪、体を動かすには歩くこと、即ち大雨又は大雪を衝いて、宗教家の信念に充ちた言行に就て考えながら歩くことが、この陶酔境に到達する最良の条件なのである。