후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
尚お田部重治君著『山と渓谷』所収「毛勝山より劒岳まで」及「劒岳より赤牛、黒岳を経て大町に至る」を参照して戴きたい。
竜王岳の頂上に立った朝は実によく望遠がきいて、北アルプスは勿論、南アルプス、奥秩父、奥上州の山々まではっきりと認められた。烏帽子岳と大天井岳の北に在る吊岩とが重なっている上に悪沢岳。不動岳と南沢岳との間で、餓鬼岳の南に在る東沢岳の上に北岳。不動岳の上に地蔵鳳凰二山。餓鬼と唐沢岳とが重り合っている上に富士。舟窪岳と不動堀沢岳(今七倉岳と称するもの)との間に蓼科山。其後ろに金峰山。不動堀沢岳の最高点の上で金峰の左に甲武信三山。針木蓮華と赤沢岳との間に浅間山。赤沢岳の上に四阿山。鳴沢岳の上に本白根。其前に御飯岳。爺の南峰の上に白砂山。北峰の上に岩菅山と佐武流山、などが其主なるものである。
眺望に四十分余りも耽った後、竜王岳を南に下りた鞍部から御山谷に出て之を下った。谷の突き当りは鬼ヶ岳から東南に延びた山脚が東北に転向する屈曲点で、谷も亦それに連れて同じ方向に転じている。其処に小さな乗越があってイタヤ峠の名がある。平から室堂へ行くには、中ノ谷でザラ峠への道と別れ、この乗越を踰えて御山谷に入り、一ノ越へ出るのが最も捷径であり、古くから利用されていたらしい。